Opening Memorial Concert
高崎の新しい文化の殿堂に、高らかに響く「歓喜の歌」
高崎芸術劇場 開館記念演奏会
「歓喜の歌」
開催日時 2019年9月20日(金)午後2時開演
会場 高崎芸術劇場「大劇場」
高崎は市民の寄付により建設された群馬音楽センター(1961年完成)に象徴されるように、1945年の群馬交響楽団の誕生以来、多彩なアーティストの輩出、市民による盛んな音楽活動など、いつも音楽と寄り添いながら歴史を重ねてきた街といえます。

この歴史と精神を継承・進化させ、この度『高崎芸術劇場』が開館を迎えます。記念すべき初のステージに立つのは我が国のプロ・オーケストラの草分けである群馬交響楽団、半世紀近くにわたり精力的な活動を展開する市民合唱団、そして国際的なソリストたちです。

プログラムは終楽章の「歓喜の歌」で知られるベートーヴェンの交響曲第9番《合唱付き》。街の新たな文化の殿堂の誕生を祝う壮観な合奏と歌声が、劇場の大空間を包みます。
【出演】

指揮/大友直人
独唱/クリスティン・ルイス(ソプラノ)、中嶋彰子(メゾ・ソプラノ)、ペーター・ロダール(テノール)、泉良平(バリトン)
管弦楽/群馬交響楽団
合唱/高崎第九合唱団
【曲目】

高崎芸術劇場開館委嘱作品
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調 op.125「合唱付き」
※入場方法等の詳細につきましては、決定次第公表します。
©Rowland Kirishima
群馬交響楽団と音楽の街高崎に新しい風を生みだし
たオーケストラに絶えず清新な息吹を与え、
聴衆を魅了し続ける名匠
大友直人(指揮)
桐朋学園大学を卒業。指揮を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘各氏に師事した。桐朋学園大学在学中からNHK交響楽団の指揮研究員となり、22歳で楽団推薦により同団を指揮してデビュー。現在、群馬交響楽団音楽監督、東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督。また、2004年から8年間にわたり、東京文化会館の初代音楽監督を務めた。
在京オーケストラの定期演奏会にとどまらず、2012年3月にはハワイ交響楽団のオープニングコンサートを指揮、以降定期的に客演し、同年6月にはロレーヌ国立管弦楽団の定期公演に客演、絶賛された。2013年にはエネスク国際音楽祭に招かれ「弦楽八重奏op.7」を演奏。〝繰り返し演奏されているが、今回の演奏は最高の演奏"〝日本のオーケストラ演奏が西洋音楽への新しい希望を見出した"と評され、欧米での活躍にも大きな期待が寄せられている。
第8回渡邊暁雄音楽基金音楽賞(2000年)、第7回齋藤秀雄メモリアル基金賞(2008年)を受賞。2013年群馬交響楽団の音楽監督に就任、2期6年の任期を終えて2019年3月に退任予定。
ウィーン国立の『アイーダ』主役、
世紀の巨匠ズービン・メータが抜擢!
ウィーン、ミラノ、パリ―――
世界最高峰の歌劇場を席巻する大物歌手
クリスティン・ルイス
Kristin Lewis
(ソプラノ)
米国アーカンソー州リトル・ロック出身。
アーカンソー中央大学、テネシー大学ノックスヴィル校で声楽を学んだ。2005年にドイツのハイデンハイム・オペラフェスティバルで『ドン・ジョヴァンニ』のドンナ・エルヴィーラ役でヨーロッパデビュー。以来、ウィーンを拠点に活躍している。2013年に『アイーダ』のタイトルロールでウィーン国立歌劇場デビューし絶賛を博した。主にヴェルディの作品を得意とし、これまでにミラノ・スカラ座、フェニーチェ歌劇場、ローマ歌劇場、ヴェローナ野外劇場(以上イタリア)、バイエルン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ドレスデン州立歌劇場(同ドイツ)、パリ・オペラ座、リヨン国立歌劇場(同フランス)といったヨーロッパにおける現代最高峰の歌劇場に出演。また指揮者では特に巨匠ズービン・メータの信頼が厚く、イスラエル・フィルとの『第九交響曲』はDVD化されているほか、同氏とはマーラーの交響曲第2番の共演で栄えあるカーネギーホール・デビューを果たしている。
ウィーン・フォルクス・オーパー
専属歌手として一躍脚光
卓越した歌唱と演技力、華やかな存在感を
兼ね備えた国際的オペラ歌手
中嶋彰子(メゾ・ソプラノ)
北海道釧路市出身のソプラノ歌手。15歳で渡豪し、シドニー大学・音楽院を卒業。90年に全豪オペラ・コンクールで優勝し、オペラ・デビュー。92年には伊・ナポリにて欧州デビュー、墺・インスブルック国際バロック音楽祭で欧州放送連合より最優秀賞を受賞。99年にはオペラ誌『オーパンヴェルト』の最優秀新人賞にノミネートされ、ウィーン・フォルクス・オーパー専属歌手となりトップスターへと成長。欧米の劇場や音楽祭に多く出演し、国際的な日本人ソプラノ歌手として注目を浴びる。また、企画監督や舞台のプロデュースなどにも着手。2016年よりウィーン私立音楽大学講師に就任。群馬オペラアカデミー「農楽塾」総監督、ぐんま観光特使。ウィーン在住。
ドイツの名門ベルリン・コミッシェ・オーパーの元専属
熟達した技量と抒情的かつ美麗な歌声で
欧州楽壇の注目を集めるスター歌手
ペーター・ロダール
Peter Lodahl
(テノール)
デンマーク出身のテノール歌手。デンマーク王立オーフス音楽院およびコペンハーゲンのオペラアカデミーでスザンナ・エケンに師事。ドイツの名門歌劇場であるベルリン・コミッシェ・オーパーの専属歌手として2006~2009年の間、『エフゲニー・オネーギン』(チャイコフスキー)のレンスキー、『ラ・ボエーム』のロドルフォ、『椿姫』(ヴェルディ)のアルフレッドの各役をつとめる。これまでスカンジナビア諸国はもとより、ドイツ、オーストリア、イタリア、日本に客演、デンマーク王立劇場やヨーテボリ歌劇場、ノルウェイ国立歌劇場、ハンブルグ国立歌劇場といった各国の主要劇場への出演、また指揮者では大野和士、P.モランディ、M.ホーネック、P.シュライヤー、G.ノイホルドらとの共演を果たしている。さらに2006年には有望な歌手に贈られるイェスタ・ヴィンベルイグ賞を受賞、翌年、『タウリケのイピゲネイア』(グルック)のピラデス役で独『オペラ・ワールド』誌の新人賞にノミネートされた。
新国立劇場、東京二期会ほか話題の演出作品に多数出演
日本のオペラ界に確固たるキャリアを築く
高崎市出身の実力派バリトン
泉良平(バリトン)
群馬県高崎市出身。東京芸術大学声楽科首席卒業。松田トシ賞受賞。同大学院オペラ科修了。文庁オペラ研修所第10期修了。安田生命クオリティ・オブ・ライフ文化財団、及び五島記念文化財団の奨学金を獲得、5年間ミラノ音楽院に学ぶ。全日本学生音楽コンクール優勝。日本音楽コンクール第3位(1位なし)。ブダペスト国際声楽コンクール第1位入賞。その栄誉によりハンガリー国立歌劇場『ラ・ボエーム』マルチェッロでヨーロッパデビュー。ニューヨークではメトロポリタン・オペラ・オーケストラと共演。大野和士指揮、東京フィルハーモニー交響楽団オペラコンチェルタンテシリーズでは『仮面舞踏会』『遥かなる響き』『ドン・カルロ』に出演。
東京二期会では宮本亜門演出の『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『さまよえるオランダ人』タイトルロール、『パルジファル』クリングゾール役、新国立劇場では野田秀樹演出『マクベス』タイトルロール、『軍人たち』アイゼンハルト、『リゴレット』モンテローネ伯爵など他多数出演。その他日生劇場『利口な女狐の物語』森番。また『題名のない音楽会』出演などテレビやラジオを通じ様々な活動を続けている。現在藤原歌劇団団員、日本オペラ協会会員。2014年4月より洗足学園音楽大学客員教授。
日本の地方オーケストラの草分け
70年を超えて人々を魅了し続ける響き
群馬交響楽団
Gunma Symphony Orchestra
1945年戦後の荒廃の中で文化を通した復興を目指して創立、1955年、「群響」をモデルに制作された映画「ここに泉あり」が公開され、全国的に注目を集めた。
1947年から始めた移動音楽教室は、2016年度までに延べ630万人を超える児童・生徒が鑑賞、1982年からは高校音楽教室が開催されるなど、群馬県の文化の象徴として県民から幅広く支持されている。
1981年からは群馬県の支援により音楽活動を充実させ、1994年には「プラハの春国際音楽祭」、「ウィーン芸術週間」から同時に招待を受け4カ国を巡る海外公演を実現。
2003年にはNHKテレビ番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」で楽団の草創期が紹介され、2004年には天皇皇后両陛下、デンマーク国女王陛下同王配殿下をお迎えしての移動音楽教室を開催した。2014年に定期演奏会が500回を数え、2015年11月には創立70周年を迎えた。
群馬交響楽団は、大友直人音楽監督のもと、定期演奏会、移動音楽教室をはじめ幅広い音楽活動を展開している。
長きに亘り高崎の音楽文化の一翼を担う市民合唱団
近年海外でも成功を重ね、
2018年はポーランド公演を敢行
高崎第九合唱団
1974年創立、2006年NPO法人化、ベートーヴェン第九交響曲を群馬交響楽団と共に群馬音楽センターの舞台で演奏している。1989年当時西ドイツのハイデルベルグ市において日本の第九コーラス初となる海外公演を行い、全国的な注目を浴びる。チェコ、ポーランド、リトアニア、スロヴェニア、スペインのEU各国においてこれまで9回公演。2008年音楽による平和活動と国際交流活動が評価され、群馬県国際交流賞を受賞。国内では「高崎の第九」コンサートのほか、毎年5月のメイコンサートでオペラ等を披露。団員は年齢も様々であるが、ベートーヴェンの音楽を愛し「第九」の人類愛の精神を歌い、音楽による平和と国際文化交流を目指すことを共通の信念として活動を続けている。