公演概要
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終 了
セルゲイ・カスプロフ
ピアノ・リサイタル
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日時:

2019 年 02 月 09 日(土)
14:00 開演(13:30 開場)

会場:

料金:

全席指定 3,000円(友の会2,700円)
U-25 1,500円
※税込
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※U-25料金は公演当日25歳以下が対象です。

チケット発売日:

窓口販売
2018 年 10 月 05 日(金)10:00~
インターネット販売
2018 年 10 月 05 日(金)13:00~

問い合わせ:

主催:

プレイガイド:

概要:

【完売御礼】
2/9のピアノ・リサイタルは完売しました。
2/7は、カスプロフ氏が群馬交響楽団と夢の共演(S席残りわずか)!こちらもお聴き逃しなく!

群馬交響楽団 平日午後公演《展覧会の絵》のページ

出演:

古きソ連時代の響きを感じさせる強靭なピアニズム、無二の個性
2015年11月、高崎で鮮烈な日本デビューを果たした超然の表現者、再び―

セルゲイ・カスプロフ(ピアノ)

曲目:

J.B.レイエ / ハープシコードまたはスピネットのためのレッスンⅠより アルマンド、クーラント、ジーク
J.B.レイエ(L.ゴドフスキ編曲) / ルネサンス 第2集より サラバンド、ジーク
ラヴェル / 夜のガスパール
ムソルグスキー(フェインベルク編曲) / 歌曲集「死の歌と踊り」より セレナーデ
ムソルグスキー(フドレイ編曲) / 禿山の一夜
ムソルグスキー / 展覧会の絵

特別インタビュー:

カスプロフ氏本人が今回の公演に向けて、特別インタビューに答えてくれました。

― 今回のプログラム前半には後期バロックの音楽家、J.B. レイエ作曲の作品とラヴェル『夜のガスパール』が選曲され、後半にはムソルグスキーによる曲が3曲組み込まれています。

●どのような意図で組まれましたか。

最も重要視していることは、それぞれの曲の関係性とプログラム全体を通しての論理性です。
今回は、まずムソルグスキーとラヴェルの関係を考えました。両者は驚くべき想像上のヴィジョンを描き出したという点においてまるで画家のようです。
ラヴェルは「展覧会の絵」の管弦楽版を編曲したことでも特別な繋がりがありますよね。さらに、バロック音楽の原曲と編曲、管弦楽作品「禿山の一夜」のピアノソロ版を取り上げたことからもお分かり頂けるように、「原曲(オリジナル)」と「編曲(トランスクリプション)」という組み合わせも今回のプログラムのキーワードです。


●本公演でハープシコードの演奏を前提としていた曲をピアノ演奏されます。モスクワ音楽院では、古楽器も学ばれたそうですが、ピアノ演奏によって、古楽器とは異なる魅力が引き出されるのでしょうか。

作曲の時点で意図されていた楽器とは異なる楽器で演奏するということ自体が、既に「編曲」であるといえるでしょう。それはオリジナルと編曲のどちらが魅力的かといった問題ではありません。作曲され遺された作品は、別の楽器で演奏されることで変化するのです。古楽器は一台一台の個性が非常に強く、また現代のピアノとも異なるのはもちろん、ハープシコードとフォルテピアノでも全く違います。そういった異なる楽器で演奏するときには楽譜に書かれていることを整理して、正しく「発音する」方法を見つけなければなりません。

●古楽器の演奏を学んだ事は、ピアノ演奏に何か影響を及ぼしましたか。

もちろんです。実際、学んだこともそれを通して経験したことも多すぎるほどです。何よりもまず、現代のピアノでは当然のことが、古楽器では全く異なり、時には正反対の効果を生み出すことを発見しました。また、古楽器では現代の楽器ほど大きな音が出せないことから、楽譜の強弱記号は「相対的である」ことにも気が付きました。そして現代のピアノで演奏するときも、メゾフォルテとフォルテの間にある表現の可能性をないがしろにすべきでないという思いに至りました。また、古楽器を演奏することで「自由」も学ぶことができました。もっとも、好きなように弾けばよいということではなく、きちんとオーガナイズされた「自由」ではありますが。

*

― ご自身のCD「Live in Tokyo 2015」(IMCM1016)、そして2018年10月31日発売のCD「ムソルグスキー:ピアノ作品集 」(MEL1002541)においても、ご自身によるムソルグスキー作品の演奏『展覧会の絵』が収録されています。


●ロシア人にとって、ムソルグスキーは特別な存在なのでしょうか。

ロシアではムソルグスキーというと、信じられないほど神秘的で、類まれな天才だったと信じられていますが、ロシア人以外の人々の間でもきっとおそらく同じように思われているのではないでしょうか。


●ご自身では、ムソルグスキーにどのようなイメージをお持ちですか。

実際に彼がどんな人間であったのかを想像するのは容易ではありません。彼の人物像について情報は多くないからです。ただ彼は、私たちがその音楽から想像する以上に、繊細で洗練されていて複雑な人物だったのだろうと思います。彼と同時代に生きた人々はその優れたピアニストとしての才をアントン・ルービンシュタインに並ぶと述べています。また、ムソルグスキーは並外れた即興の名手でもあったそうです。

プロフィール:

■セルゲイ・カスプロフ(ピアノ) Sergei Kasprov,Piano

モスクワ音楽院にてアレクセイ・リュビモフ教授が当時新設した鍵盤楽器科に入学。同教授に師事しピアノのほか古楽器とオルガンも学ぶ。その後、パリのスコラ・カントルム音楽院にて研鑽を積み、現在はモスクワ音楽院にてリュビモフ氏の助手を務める傍ら、自身のクラスで後進の指導にあたっている。

2005年ニコライ・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール(パリ)第1位受賞をはじめ、同年ホロヴィッツ記念国際ピアノコンクール(キエフ)で特別賞、2006年スクリャービン国際ピアノコンクール(パリ)にて第1位、同年マリア・ユーディナ国際ピアノコンクール(サンクトペテルブルク)最高位、2008年リヒテル国際ピアノコンクールでは審査委員長のヴァレリー・アファナシエフに絶賛されモスクワ市政府賞を受賞するなど、数々の著名なコンクールにて好成績を残す。

欧州を中心に演奏活動を行っており、著名な音楽祭への招待も数多い。2009年にはラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭(フランス)、クララ音楽祭(ベルギー)、2016年、ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭(ポーランド)に出演し絶賛を浴びる。これまでに、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団やモスクワ国立交響楽団と共演を果たし、2010年にパリのシテ・ドゥ・ラ・ミュージックにおいてエマニュエル・クリヴィヌ指揮の下、リストのピアノ協奏曲第2番を演奏し高く評価された。日本では2015年に東京交響楽団(指揮:マルク・ゴレンシュタイン)とサントリーホール、ミューザ川崎にて共演した。

2014年にリリースし、ディアパソン賞(仏)を受賞したCD「Exploring Time With My Piano」(ALPHA)では、現代ピアノでバロック音楽を再現するという観点からはなれ、現代ピアノの技法を尊重しつつ新しいバロック音楽の可能性を見事に明示している。2015年に「ソナタ&トランスクリプションズ」(IMC)を、2016年には初来日公演時のライヴ録音「Live in Tokyo 2015」(IMC)をリリースした。

チラシ:

サムネイル

参考サイト: