MENU
公演情報詳細
第16回高崎演能の会
2021年3月9日(火)14:00開演(13:15開場) / 18:15開演(17:30開場)
高崎出身に観世流シテ方能楽師・下平克宏氏による定例公演。 今回は中世の高崎・上野国佐野が舞台の名作2曲「鉢木」「船橋」を上演します。 【出演】下平克宏、殿田謙吉、野村萬斎ほか
スタジオシアター
発売前
Web先行 2020年12月4日(金)10:00より発売
詳細を見る

【演目】
≪昼の部≫ 14時00分開演(13時15分開場)

おはなし       手島  仁

仕舞 玉之段       藤波 重彦  
 地謡        松木 千俊
           大松 洋一
           新江 和人
           松木 崇俊

狂言 二人大名
 使いの者      野村 萬斎
 大名        内藤  連
 大名        中村 修一

能 鉢木
 佐野源左衛門常世  下平 克宏
 常世の妻      大槻 崇充
 旅僧・北条時頼   殿田 謙吉
 時頼の家臣     則久 英志
 家臣の下人     高野 和憲
 鎌倉の使い     野村 太一郎

 笛         小野寺 竜一
 小鼓        鵜澤 洋太郎
 大鼓        安福 光雄
 
 後見        武田 尚浩
           藤波 重孝
 
 地謡        藤波 重彦
           小早川 修
           松木 千俊
           大松 洋一
           川原 恵三
           金子 聡哉
           新江 和人
           小早川 泰輝
    (終了予定 16時30分)



≪夜の部≫ 18時15分開演(17時30分開場)

おはなし       手島  仁
   
仕舞 田村      藤波 重孝  
 地謡        川原 恵三
           新江 和人
           大槻 崇充
           松木 崇俊

狂言 入間川
 大名        野村 萬斎
 入間の何某     野村 太一郎
 主         石田 淡朗

能 船橋
 里の男       下平 克宏
 里の女       大松 洋一
 山伏        殿田 謙吉
 山伏        則久 英志
 所の者       高野 和憲
 
 笛         小野寺 竜一
 小鼓        鵜澤 洋太郎
 大鼓        安福 光雄
 太鼓        小寺 真佐人
 
 後見        藤波 重彦
           松木 千俊

 地謡        武田 尚浩
           小早川 修
           藤波 重孝
           川原 恵三
           新江 和人
           小早川 泰輝
           武田 崇史
           松木 崇俊
    (終了予定 20時45分)

【あらすじ】
≪二人大名(ふたりだいみょう)≫ 
二人の大名が供を連れずに外出する途中、道ずれになった男を脅して太刀を持たせる。男は、大名の態度に腹立たしくなり、太刀を振りかざし、太刀や小刀、素襖上下を脱がせ奪おうとする。返せと懇願する大名に、鶏の蹴合う真似・犬の噛合う真似・起き上がり小法師の真似をさせてなぶった後、そのまま逃げ去る。
大らかな、狂言の笑いの世界を、心ゆくまでご堪能ください。

≪鉢木(はちのき)≫
高崎を舞台とし、冬になると各地で頻繁に上演される、人気曲である。
上野国佐野に住む佐野源左衛門常世(ふりがな:さのげんざえもんつねよ)は妻と零落した日々を送っていたが、大雪の日に旅僧に一夜を提供する。常世は家宝の梅・桜・松の鉢木を切り暖を取り、貧しいながらも精一杯のもてなしをする。そして落ちぶれてはいるが、鎌倉殿への忠誠は誰にも負けないと語る。
実は旅僧は最明寺時頼(ふりがな:さいみょうじときより)で、鎌倉に帰ると、常世の本心を試そうと、いざ鎌倉の号令をかける。果たして、常世は錆びた長刀を持ち、痩せ馬に乗り、一番に駆け付ける。時頼は常世の忠義を褒め、横領されていた本領を返し与え、鉢木に因んだ三箇の荘(加賀の梅田・越中の桜井・上野の松井田)を褒美に与える。
鎌倉武士の気骨を描いた痛快な物語である。寒さ厳しい雪景色と、そこに住む上州人の情の温かさを対照的に描き出している。

≪入間川(いるまがわ)≫ 
中世の入間地方で使われていると都に伝わった、逆さ言葉の遊びを「入間樣」といった。物事をすべて反対に言い表す、特殊な言葉使いを通じて、言葉の面白さを描いた作品である。
都から帰郷する大名が入間川にさしかかり、川の向こうを通る入間の何某にことばをかける。渡り瀬を問うと、ここは深いという答えが返ってくる。大名は、ここは入間、さては入間樣の逆言葉で浅瀬かと考え、かまわず川を渡り、深みにはまってしまう。ずぶ濡れになった大名は、怒って成敗しようとすると、何某は成敗するとは入間樣なら助けるということだと喜ぶ。武蔵野の入間川あたりの自然の中で、大名は入間樣に興ずる。

≪船橋(ふなばし)≫
万葉集に描かれた、高崎市佐野船橋に伝わる悲恋物語。
佐野の烏川の対岸に住む男女は、惹かれあい、夜な夜な船橋を渡り逢瀬を重ねた。交際に反対した互いの両親は、船橋の板を取り放し、交際をあきらめさせようとするが、二人はそれに気付かず、川に落ち死んでしまう。
舞台では、僧が佐野に着くと、里の若い男女が現れ、橋の造立の寄付を乞う。男は、万葉集の故事を語り、自分達はその幽霊であると明かし消え失せる。やがて男女が昔の姿で再び現れ、壮絶な最期を再現し、叶わぬ恋の無念さを語るが、僧の回向に感謝し成仏を遂げるのであった。
万葉集 巻十四 東歌
「かみつけの 佐野の船橋とりはなし 親はさくれど わはさかるがへ」


【チケット発売】
web先行:12月4日(金)10:00~
電話発売:12月7日(月)10:00~
窓口発売:12月8日(火)10:00~

【料金】
全席指定 S席8,000円 A席5,000円


【主催】
高崎芸術劇場

下平克宏
野村萬斎
高崎芸術劇場 能舞台
能「船橋」(撮影)前島写真店