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2019.05.29
お知らせ
コンサートグランドピアノ ヤマハCFXを選定
去る4月24日水曜日、静岡県にあるヤマハ掛川工場にてヤマハCFXの選定を実施しました。

高崎芸術劇場では選定委員会での有識者の意見を元に、スタインウェイDー274、ヤマハCFX、ベーゼンドルファー290インペリアルの3機種を導入します。

現代では多くのピアノはオートメーションのラインで製造されていますが、メーカーのフラッグシップたるコンサートグランドピアノは、最高の音を追究する熟練の職人の手で、1台1台手間ひまかけてつくられています。

人の手による工程で完成した製品は、同じ時期に製造された同じ機種でもそれぞれに特性があるため、劇場にとって最も適した個体を選定します。

劇場のピアノを生かすのはピアニスト、ということで、これまで全国各地のコンサートホールにて2000回以上もの公演を行ってきた仲道郁代さんに、ヤマハCFXの選定をお願いしました。

メーカーが準備した5台から2台を選ぶ作業。担当者から劇場の仕様や用途を確認した仲道さんは、低音から高音までの鳴り方、本体の響き、音像の個性に至るまで丁寧に確認されました。最初は楽器の聴き分けに不安だった担当者も、解説や実際の音を聴くことで自然にそれぞれの特性が理解できて、最後には満場一致で素晴らしい2台を選ぶことができました!

「ヤマハCFXはレンジの広い輝かしい音が魅力。新しい劇場でいっぱい聴いて触って、ピアノの音と共に音楽を楽しんでください」と仲道さん。

選んだピアノは、このあと工場で最終調整されて7月に劇場にやってきます。どんな楽器なのか気になるという方、今後の公演情報にご注目ください。