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公演情報詳細
松竹大歌舞伎
2020年4月4日(土)13:30開演(12:45開場)
高崎芸術劇場で初開催となる松竹大歌舞伎。片岡仁左衛門による名作「義経千本桜」三段目など、歌舞伎の醍醐味をご堪能いただける舞台をお届けします。
公演中止
終了
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※こちらの公演は中止となりました。
チケットの払い戻し方法については、以下のページでご案内しております。なお、お手持ちのチケットは、紛失しないよう大切に保管をお願いいたします。
http://takasaki-foundation.or.jp/theatre/information_detail.php?id=114

【演目】
一、正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)〈20分〉
二、義経千本桜「木の実」「小金吾討死」「すし屋」〈2時間25分〉
※幕間20分

【出演】
片岡仁左衛門(松嶋屋)、片岡孝太郎(松嶋屋)、市川男女蔵(滝野屋)、中村壱太郎(成駒家)、中村橋之助(成駒屋)、中村梅花(京扇屋)、片岡松之助(緑屋)、澤村宗之助(紀伊国屋)、上村吉弥(美吉屋)、坂東彌十郎(大和屋)

【チケット発売】
web:2月14日(金)10:00~
電話:2月20日(木)10:00~
窓口:2月21日(金)10:00~

【料金】
S席6,000円 A席4,000円

【あらすじとみどころ】
■正札附根元草摺
曽我五郎は父の仇を討つために、鎧を小脇に抱えて工藤の館へ駆け付けようとしています。今はその機会ではないと五郎を止めようとするのは小林朝比奈の妹舞鶴。いずれも力自慢の二人は鎧の草摺(胴の裾の部分)を引き合います。
曽我兄弟の仇討を題材にした作品で、荒事の豪快な趣向と華やかさを併せ持つ長唄の舞踊です。歌舞伎の絵面美にみちた舞台をご堪能ください。

■義経千本桜 木の実・小金吾討死・すし屋
平維盛の行方を捜す平維盛の妻・若葉の内侍と嫡子・六代君、家臣の小金吾の一行。そこへ、いがみの権太が現れ、小金吾に因縁をつけて金を巻き上げます。その直後、小金吾は追手の猪熊大之進らに囲まれてしまいます。内侍たちは何とか落ち延びますが、奮戦する小金吾はあえなく討死してしまいます。そこへ、偶然通りかかった権太の父・弥左衛門は、小金吾の首を持ち帰るのでした。 すし屋を営む弥左衛門は、実は維盛を奉公人の弥助として匿っています。その弥助に恋をしている弥左衛門の娘のお里は、その素性を知り、悲しみに暮れます。その後、ほどなくして鎌倉方の重臣梶原景時が詮議に訪れますが、権太が褒美欲しさに維盛の首と内侍親子を突き出してしまいます。これに怒った弥左衛門は思わず権太を刀で刺しますが、意外な真実が明かされ…。 歌舞伎三大名作の一つに数えられている『義経千本桜』は全五段からなる人気狂言です。今回上演される「木の実」「小金吾討死」「すし屋」はこの三段目にあたり、いがみの権太と呼ばれるならず者が、死を前にして改心し、維盛の窮地を救う幕切は、悪人と思われた人物が善人に回帰する「もどり」と呼ばれる演出で、悲劇を一層引き立たせます。 義太夫狂言の名作をご堪能ください。


【出演者プロフィール】
片岡仁左衛門 【十五代目 松嶋屋】
昭和19年3月14日生まれ。十三世片岡仁左衛門の三男。24年9月大阪・中座『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』の市松で片岡孝夫の名で初舞台。平成10年1・2月歌舞伎座『吉田屋』の伊左衛門、『助六曲輪初花桜(すけろくくるわのはつざくら)』の助六ほかで十五代目片岡仁左衛門を襲名。現代の歌舞伎界を代表する立役の一人。30年4月歌舞伎座『絵本合法衢』では左枝大学之助と立場の太平次を描き分け、令和元年6月歌舞伎座『封印切』の亀屋忠兵衛、7月大阪松竹座『渡海屋・大物浦』の渡海屋銀平実は新中納言知盛など更なる芸の深化を見せた。

片岡孝太郎 【初代 松嶋屋】
昭和43年1月23日生まれ。十五代目片岡仁左衛門の長男。48年7月歌舞伎座『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』の市松で片岡孝太郎を名のり初舞台。平成30年3月歌舞伎座『芝浜革財布』の女房おたつや6月博多座『平家女護島』の海女千鳥、7月大阪松竹座『勧進帳』の源義経、令和元年6月歌舞伎座『封印切』傾城梅川など芸域も広く、舞台を引き締める貴重な俳優であり、上方歌舞伎の継承にも力を注ぐ。近年は平成24年映画「終戦のエンペラー」や大河ドラマなど、活躍の場を広げている。

市川男女蔵 【六代目 滝野屋】
昭和42年10月9日生まれ。市川左團次の長男。48年1月歌舞伎座『酒屋』の娘おつうで荒川謹次の名で初お目見え。49年2月歌舞伎座『たぬき』の倅梅吉ほかで六代目市川男寅を名のり初舞台。平成15年5月歌舞伎座『暫』の成田五郎ほかで六代目市川男女蔵を襲名。30年2月歌舞伎座『暫』の足柄左衛門高宗や令和元年6月歌舞伎座『月光露針路日本』の水主小市、10月演舞場スーパー歌舞伎Ⅱ『オグリ』の横山修理大夫と長殿など、敵役もこなす存在感のある立役。

中村壱太郎 【初代 成駒家】
平成2年8月3日生まれ。中村鴈治郎の長男。祖父は坂田藤十郎。3年11月南座『廓文章』の藤屋の手代壱太郎で林壱太郎の名で初お目見え。7年1月大阪・中座『嫗(こもち)山姥(やまんば)』の一子公時で初代中村壱太郎を名のり初舞台。30年3月歌舞伎座『滝の白糸』、4月御園座『吉田屋』の夕霧、31年3月博多座『湧昇水鯉滝』瀬織津媛と釣家息女小桜姫、令和元年6月『神霊矢口渡』娘お舟、10月御園座『双蝶々曲輪日記』藤屋吾妻など幅広い役に挑み、将来を嘱望される女方である。

中村橋之助 【四代目 成駒屋】
平成7年12月26日生まれ。中村芝翫の長男。祖父は七世中村芝翫。12年9月歌舞伎座の『京鹿子娘道成寺』の所化と『菊晴勢若駒』の春駒の童で初代中村国生を名のり初舞台。28年10・11月歌舞伎座『熊谷陣屋』の堤軍次ほかで四代目中村橋之助を襲名。30年2月博多座『磯異人館』岡野精之介、6月巡業『棒しばり』の次郎冠者31年4月御園座『南総里見八犬伝』下男額蔵実は犬川荘助義任、令和元年10月国立劇場『天竺徳兵衛韓噺』佐々木桂之介など、襲名以降も活躍が目覚ましい。

中村梅花 【四代目 京扇屋】
昭和25年9月25日生まれ。49年国立劇場第二期歌舞伎俳優研修終了。4月国立劇場『妹背山婦女庭訓』の腰元ほかで山崎隆の名で初舞台。50年七代目中村芝翫に入門し、中村芝喜松を名のる。平成28年10月歌舞伎座『女暫』の局唐糸ほかで四代目中村梅花を襲名し幹部昇進。
30年4月金丸座『魚屋宗五郎』菊茶屋女房おみつ、6月巡業『人情噺文七元結』左官長兵衛の女房お兼、令和元年10月国立『天竺徳兵衛韓噺』侍女袖垣などを演じ、成駒屋一門を支える。

片岡松之助 【四代目 緑屋】
昭和23年2月1日生まれ。40年5月十三世片岡仁左衛門に入門し、大阪朝日座で片岡松三郎を名のり初舞台。53年6月新橋演舞場『ひらかな盛衰記』の日吉丸又六で四代目片岡松之助を襲名。平成25年11月歌舞伎座『仮名手本忠臣蔵』三段目・七段目の鷺尾伴内で幹部昇進。30年8月歌舞伎座『盟三五大切』徳右衛門同心了心、11月南座『寿曽我対面』梶原平三景時、令和元年7月大阪松竹座『厳島招檜扇』瀬尾三郎兼経など幅広い役を演じる貴重な脇役。

澤村宗之助 【三代目 紀伊国屋】
昭和47年5月6日生まれ。53年6月新橋演舞場『逆櫓』の駒若丸で山本雅晴の名で初舞台。56年9月九世澤村宗十郎の部屋子となり、歌舞伎座『伽羅先代萩』の千松で二代目澤村宗丸を名のる。平成11年9月歌舞伎座『加賀鳶』のお朝で三代目澤村宗之助を襲名。30年は高麗屋三代襲名興行に一座し、4月御園座『籠釣瓶』兵庫屋七越、『助六曲輪初花桜』傾城八重衣、令和元年6月歌舞伎座『月光露針路日本』水主清七とアグリッピーナの妹ヴィクトーリャなど、多彩に演じた。

上村吉弥 【六代目 美吉屋】
昭和30年4月27日生まれ。48年8月片岡我當に入門し、10月大阪新歌舞伎座『新吾十番勝負』の寛永寺の僧ほかで片岡千次郎を名のり初舞台。平成5年11月南座『草摺引』の舞鶴ほかで六代目上村吉弥を襲名。30年7月大阪松竹座『元禄忠臣蔵』上臈浦尾、連続出演しているシスティーナ歌舞伎では31年2月『新説諸国譚 TAMETOMO』中婦君と仙女魔琳、令和元年5月オフシアター歌舞伎『女殺油地獄』母おさわ、9月巡業『封印切』井筒屋おえんなど、巧者な上方の女方である。

坂東彌十郎 【初代 大和屋】
昭和31年5月10日生まれ。往年の銀幕の大スターだった初代坂東好太郎の三男。48年5月歌舞伎座『奴道成寺』の所化観念坊で坂東彌十郎を名のり初舞台。30年1月歌舞伎座『車引』の藤原時平公、4月歌舞伎座『裏表先代萩』の八汐、令和元年6月歌舞伎座『月光露針路日本』水主九右衛門、10月国立劇場『天竺徳兵衛韓噺』吉岡宗観と細川修理之助政元など幅広い役柄を手堅く演じる立役。自主公演「やごの会」を立ち上げ、ヨーロッパ公演も行った。


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写真提供:松竹
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